エッセイ

支部報638号編集後記

『生き残りをかけて形を変える』

新型コロナウイルスが発生してから1年以上経ちますが、一向に収まる気配がありません。いや変異株というさらなる強敵が現れて、感染者や重症者を増やしている状況です。世界を脅かすウイルス、そして新型の変異株、これもどこから生まれてきたのか?
人類を脅かしてきた感染症として考えてみますと、天然痘は紀元前からあったとされており、日本では遣唐使が中国から持ってきた天然痘で、当時の人口の約3分の1が亡くなったようですが、1980年頃には根絶宣言がなされました。また結核やマラリアも紀元前からあったとされており、南米の古代文明はスペイン人がもたらした感染症で滅びたとも言われています。そしてペストも根絶はされていませんが、治療法などは確立されています。
新型インフルエンザについては、1900年初頭から「スペインかぜ」として大流行して、今から2年ほど前まで大流行していましたが、治療法や予防法が確立されています。しかしそれでもウイルスや菌は生き続けています。このウイルスや菌ですが、弱まっても生き残れるように、また人間と末永く共存共栄できるように変化しています。新型コロナウイルスも現在は変異株に圧倒されていますが、完全に消滅されないように形を変えて、また効力を弱めて、人間と共存共栄できる形に変わってゆくのかもしれません。
我々の不動産業もこれからの営業方法や運営方法を、今一度考えてゆく時期にきているような感じがします。
それはリモートやIT重説を極めてゆくのではなく、業界の仕事の在り方を全体的に考え直し、ウイルスと共存共栄できるようになってゆき、形を変えてゆける者が生き残れるのでしょうか?
(広報担当委員 奈良部年緒)

『コロナ禍から1年のいま』
去年の5月にも支部報の編集後記を自分が担当させていただいたのですが、その時の原稿を読み返してみると、緊急事態宣言下のGWでステイホームが想像以上に苦痛だったという趣旨のものだったのですが、去年書いている時には、まさか一年後のGWもほぼ同じような状況になっているなど思いもしませんでした。
とは言いましても、個人的には去年ほど絶対に外出を控えなくてはならないという緊迫した感じではありませんでした。
しかし、コロナに対する捉え方も人によってかなり温度差があるので、よく言われていることですが、コロナによる社会の分断を感じます。
実際に、自分では新しい生活様式に気を付けコロナに十分気を付けているつもりなのですが、兄の目にはだらしなく映るらしく、実家に高齢の母がいることもあり、母を心配する兄と先日言い争いになりました。
兄とは、すぐに仲直りしたのですが、こういった対立は自身の年齢や健康状態によりコロナをどれほど恐れているか、また自身の生活に経済面でどれほどコロナが影響しているかなどによって複層的に立ち位置も違いますので、かなり複雑でしょうし、こう言った対立は、価値観だけではなく、もはや死生観の違いでもあるでしょうから簡単に溝が埋まりそうにはありません。
とはいえ、望みの綱であるワクチンの接種もようやく始まりましたので、来年のGWには普通に旅行もできるようになり、社会の分断もある程度解消されているのではないでしょうか。
2年続けて同じ時期に編集後記を書いたことで、同じ題材で同じような内容の雑文を書いてしまったことを猛烈に反省している今の自分は、絶対来年にはそうなっていてほしいと切に願っております。
(広報協力委員 寺村安弘)

みんなの文京広場『保険業界から転身して』

北地区2班(株)Pier37(ピアサーティーセブン)鈴木研次

「勉強などもう一生しない!」そう思ったのは3年ほど前、宅建の試験に合格した日でした。それが間違いだと気が付くまでにそう時間はかかりませんでした。損害保険会社から転身し畑違いの世界に飛び込んだ私ですが、見るも聞くも新しいことばかりで今だに勉強の毎日です。
初めて「チンパツ」という言葉を聞いた時には、「いつにしますか?」という言葉に救われなんとか意味を理解したものの、「サキモノ」は全くわからず「あ、そうなんですね」と言ってそそくさと電話を切り、「セイホ(生活保護)」と言われた瞬間に私の思考回路は前職に戻ってしまい、反射的に「え?生命保険ですか?」と返すなど数々の間抜けな間違いを犯してきました。
こんなちんぷんかんぷんを何度も繰り返しているうちにごまかしてはまずいと思い、業界初心者であることを正々堂々と白状するようになりました。この方がずっと気が楽ですし、打ち明けることによって親切に教えていただくことも多々あります。本当にありがたい限りです。
今だにこんな毎日ですが、とても印象的だった出来事がありました。それは、お客様の依頼を受けて代理人として競売に参加(入札)した時のことです。何から何まで初めてのことでしたが、興味深かったのでいくつかご紹介したいと思います。
まず不思議に感じたのが、細かな端数をつけての入札価格がとても多いのです。例えば、マンションの入札では32,000,001円みたいな感じです。1円でも高くという思いが詰まっていて、何としてでも買うんだという闘志を感じます。実はこれが検札官泣かせで、当日実際にあったのが「10,000,560円」という入札でした。

検札官の1回目の読み上げ。「いっせん、とび とび とび とび 560円」。隣の補助人の「一千万の”万”が抜けている!」という指摘を受け、2回目、「いっせんまん、とび とび とび 560円」。再び、助っ人に今度は「”とび”の回数が1回足りない!」と言われ、3回目でようやく正しく読めました。
あと結構多いのが、下3桁に7を並べる入札です。〇,〇〇〇,777円。気持ちはわかりますが、真剣なだけにおかしさが増します。
もう一つ当日の出来事です。保証金(申込金)の着金が期限に遅れて入札資格がなくなった人がいました。その理由とともになんと入札者の個人名が読み上げられ、冷酷にも失格が告げられたのです。その瞬間、後ろの方から“えっ”とも“うっ”ともつかない嗚咽が聞こえてきました。多分本人でしょう。なんとも気の毒な話ですが、とても間抜けです。
小一時間の出来事ですが、会場では一言も発してはいけない厳粛かつ静寂の中で行われるだけに、笑ってはいけないコントを見ているようでした。
普段の仕事とはまた違った視点から、不動産業界の面白さ、奥深さを知った日でした。
仕事上まだ目立ったトラブルはないものの、これから件数が増えていくにつれ(増えていって欲しい!)、様々な問題も発生してくると思います。
サラリーマン時代には気が付きませんでしたが、不動産業も到底一人では生き延びることができない業界であることを日々実感しています。応援していただいている皆様に感謝の毎日です。

2期目区議・佐藤ごういちの区議会日誌No.5

文京区の「地域振興・まちづくり」に支部が影響力を持つための取り組み(2)

文京区議会議員
東京不動産企画株式会社(東地区4班)代表取締役 佐藤豪一

『なぜ文京区の「まちづくり」のプロセスには問題があるのか。』
現在の文京区行政の「まちづくり」を始めとする都市計画全般、それらを決定していくプロセスに問題点があると考える、前号ではそう問題提起をして締めくくりました。文京区が「まちづくり」のための計画を策定するケースは何通りか考えられます。それは「行政主導によるまちづくり」と「住民主導によるまちづくり」です。行政が主導する場合、先ずは所管が「地域」や「地区」の「まちづくり」をするエビデンス(証拠・根拠)を元にその対策の必要性を話し合います。そのエビデンスは事件や事故の対策や、予防であり、生活環境向上であり、地域振興であり、緊急時の対策であります。
行政は素案がまとまると議会の常任委員会(「まちづくり」の場合は建設委員会)にはかり、常任委員の議員から質疑や意見、要望を聞きます。その上で修正や変更すべきことは行い構築され予算化されたものが、委員会、議会で諮られ採択されたものが事業となるのです。
事業ではその事業計画の「地域」のステークホルダーの参加を集い、ワークショップ(注1)を開催します。その中で抽出された意見や要望など、取り入れられるものは事業として具現化されたりします。
住民が主導する場合、地域の課題や夢を地域の方々が共有し、そのエビデンスを元に解決策を住民同士が話し合います。住民同士で「まちづくり」についての情報やワークショップ開催についての手法に自信が持てない場合、行政に「コンサルタント」の派遣を依頼することが可能です。そうして行われるワークショップ等で「地域・地区」の「まちづくり」、課題や夢を達成するためにやらなくてはならないことが見えてくるのです。
課題や夢など見えてきたことを「地区計画」にしていくた
めに行政の協力のもと、素案をまとめ、「地域」住民の大多数の賛同を得たものを「地区計画」として、建設委員会、都市計画審議会などで審議します。「地域」住民の大多数の賛同を得るためには、ワークショップにできるだけ多く参加していただけるように呼びかけます。これらのように「まちづくり」は進められて行くのです。では、なぜ文京区の「まちづくり」のプロセスには問題があるのか。それは「まちづくり」のワークショップの中に「宅建業協会」として入り込んでいないからです。勿論会員のみなさまは地域に根付いた活動をされている方が多いので、「宅建」としてではなく、地域の様々な役職としてワークショップに参加されているかもしれません。しかし、参加していない場合もあるのです。ワークショップに参加する地域のステークホルダーからは意見や要望、質疑は引き出せても、その地域の「宅建」会員は、更に柔軟で客観的で合理的な「まちづくり」に有益な提案、意見を述べられる存在であると思っているからです。
その「宅建」会員が「まちづくり」のワークショップに常に参加をお願いされるようにならなければ、文京区のよりよい「まちづくり」は実現できないと考えます。
さらに気を付けたいのは、コンサルタント会社と言え、「事業」の「地域」について詳しいわけではなく、その「地域」が解決したい課題や夢、目標に沿った他地域の事例を調べて持ってくるだけのプレゼンテーションも多く見られ、コピーペーストのような事業を展開することによる事業そのものの失敗例も非常に多いことです。やはり、「まちづくり」は「地域」のステークホルダーの情熱と情報、見地が不可欠なのです。我々「宅建」会員の多くはそのど真ん中にいる場合が多く、常に「まちづくり」のど真ん中にいるべく取計らいを行政にされるべき団体であると考えています。

(注1)ワークショップ:ある主題での(参加者が知識を分け合う)研究集会。【出典:Oxford Languages】

みんなの文京広場『故・小能義雄さんの訓え』

北地区2班(株)寺村企画 寺村光司

支部長になって時間が経ったある時に小能さんから「業界以外の人との交流を深め、不動産業界の社会的地位を向上させることが必要ではないか。」という指摘を受けました。わたしは不動産業界での自身の存在を高めることにきゅうきゅうとしていましたので、はっとして頬を叩かれた感じでした。ではどうすればいいかと思っていたところ、故・八木田氏(文京区民新聞社社長)から元区長の故・遠藤正則氏を応援する少人数の集まりがあるから来ないかと誘われ、参加することになりました。そこで初めての方数人に紹介されました、その中のお一人でいま最も多くのお付き合いをさせて頂いている方が、湯島天満宮宮司の押見守康さんです。
ある日小能さんから、「今度文京区観光協会の副会長にならないか。」と言われ全く理解できないでいると「いいな」と言われ、「はい。」とお答えしました。総会の会場へ行くと役員名簿の副会長のところに私の氏名が書いてありました。びっくりしていると紹介をされ就任しました。それからはや十数年になります。
東京商工会議所文京支部事務局長から不動産業界として事業に協力してほしい旨の勧誘がありました。入会すると、ある勉強会があるからと言われ、早速 15分ほど不動産業界について話をするように言われました。レジュメを作成して全宅保証の消費者に対する保証金一千万円のことからはじめ、業協会の組織等々を説明し、現在の市況などの話をしました。会員には支部の会員が多数おられます。
故・上野区議会議員から「明るい社会を作る文京区民の会」(文京明社)への入会を誘われ、しばらくすると押見宮司から副会長を引き受けるよう要請され、平成 22年には「会長 16年になるからあとは君がやってくれ。」とあとを託されました。私も今年で 10年になります。その間に、支部からも支援を頂き、小能支部長、新井前支部長、井上幹事長、中村委員長、佐藤区議にもご参加を頂きまして、道路清掃・マラソン大会支援・ビーチボール大会支援・わんぱく相撲支援等色々な活動を行っています。文京明社の上部団体としては東京明社・全国明社があります。東京明社では副会長を仰せつかっています。
これもまた押見宮司からの要請ですが、東京都警察官友の会の富坂支部の面倒を見てくれと頼まれ、支部長をお引き受けしまして、会員 22名となり、毎年総会を開催するまでになりました。中村総務委員長(実用ライフサポート(有))には副支部長をお願いし、川辺副支部長((株)後楽土地)・岡野さん(エイセンハウス(有))・長谷川さん((有)はせがわ住販)・松本さん(松本住販(有))・三浦さん((株)タープ不動産情報)にもご入会いただいております。本富士支部には小能支部長((株)日生不動産)、大塚支部には新井前支部長((株)東洋ハウス)がおられて活躍をされています。
今は解散してしまったのですが、文京区産業連合会という会がありましてぜひ入会させてほしいと事務局に通っていたのですが、なかなか入会できずにいたのですが、突然入会がかないまして。文京の各業界の方々とお会いすることができるようになりました。会長は東京ドームの故・林有恒社長が務めておられまして、親しくお話をさせていただきました。林社長には、故・藤田和夫会長が音頭を取られ、帝国ホテルで開かれた三井不動産の故・田中順一郎会長の叙勲の会でお目にかかり、お話をさせていただいて面識を得ました。
以上非常に雑駁な話になってしまいましたが、お読みいただきましてありがとうございます。

支部報637号編集後記

サムライブルー
2021年も依然としてコロナの脅威は人々を苦しめています。そんな状況においては正直あまり喜ばしくない話題が多い中、そのコロナの影響を受けた事で昨年2020年10月に史上初の歴史的な出来事がありました。
サッカー男子日本代表が国際親善試合を行ったのですが、国外での開催だったため国内リーグ所属選手の遠征を控えるという意味合いもあり、なんと招集された25人の代表選手が全て海外のクラブチーム所属という、まさに「オール海外組」と呼ばれる陣容でした。更に特筆したいのは、選出された選手たちの所属先は同じアジアや中東ではなく、100%欧州リーグに所属しているメンバーのみで構成されているという点です。
海外、殊に欧州で活躍する日本人選手がこんなに増えたのかと、肝心の試合内容はともかく、その事実にとても興奮しました。
スターティングメンバーだけならば全員が海外組での試合も以前にあったのではと調べてみると、意外な事に、それでもさらに前年2019年での試合が初にして、しかもその一度だけ。ゴールキーパーの海外進出が他のポジションより遅かったことが理由のようです。 こういった明るい話題に期待が出来る、スポーツの祭典「東京オリンピック・パラリンピック」の動静がなんとも気になるところです。(広報協力委員 荒井慶昌)

注目の王子を散策
一昨年の末に妻の実家、北区の王子へ引っ越しした。元々、北区志茂五丁目の赤羽で生まれて、板橋区へ引っ越す11才まで赤羽で過ごした。赤羽出身の私が縁あって王子のある北区へ戻ってくるのも何かと感慨深い。
その王子が、2021年はアツい !? 2月14日(日)からは新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」が主人公の大河ドラマが放送スタートする。日本資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一は人生の拠点を北区・飛鳥山の地において王子とゆかりが深いらしい。北区役所の主導で、「東京北区渋沢栄一プロジェクト」なるシティプロモーションもスタートしているようだ。
王子に引っ越ししてきて妻と周辺を散策するのも楽しい。東京十社めぐりの一つに数えられる王子神社の近くにある蕎麦屋・喜久家は、そばが美味い。平日のお昼時などはランチメニューのカツ煮定食が人気のようだ。天ざるを頼めば海老天はでかいし、揚げたての海老天は15cmはある大きさだ。熱々で提供され衣はサックサク、エビはプリップリで何とも言えない。王子稲荷神社の参道には久寿餅で有名な石鍋商店がある。私は石鍋で寒天を買って、きな粉と黒蜜をかけて食べるのにハマっている。JR王子駅から徒歩1分の場所にあり、落語「王子の狐」の舞台となった扇屋の厚焼き玉子もダシがきき程良い甘さで大好きだ。王子周辺の名所としては、秋には紅葉狩りも出来る名主の滝、歌川広重の浮世絵・名所江戸百景にもある王子不動之滝も近くにある。そして、いわずと知れた都心の桜の名所「飛鳥山公園」は有名だ。春になったら妻と一緒に桜を見に行くのが楽しみでしょうがない。家の近くには、全邸南向きで10,000㎡超の敷地面積を持つというガーデンクロス東京王子も現在建築中で、いろいろと街づくりも進んでいる。
色々調べて王子の歴史を感じたり、美味いもの、近場にある穴場をもっともっと探したい。家の中でステイホームすることなく、はやく大手をふってお出かけできる日が来るといいですね。(広報協力委員 鶴賀谷卓)

2期目区議・佐藤ごういちの区議会日誌No.4

文京区の「地域振興・まちづくり」に支部が影響力を持つための取り組み(1)

文京区議会議員
東京不動産企画株式会社(東地区4班)代表取締役 佐藤 豪一

みなさまに区政に送り出していただき6年が経過しました。現在2期目の任期も3月末で折り返しとなります。
私が議員になるきっかけは「文京区絶対高さ制限を定める高度地区の指定」の条例化に関して、我が支部がこの条例の様々な問題点を問題提起したが、行政は我々が提起した一部については取りいれたものの、解決すべく諸問題を残したまま、条例自体は平成26年3月26日に施行されてしまいました。
条例施行に伴い、解決すべく諸問題がうやむやになることがないように、地域に根付いた我が支部の意見や提案が反映できる環境をつくることを私の使命として、6年間の議員活動に邁進してまいりました。そしてその環境づくりが成就したときに私のみなさまに信託された役割が終わるものだと考えております。
地域に長く根付いた我が支部会員は文京区に幅広く分布し、それぞれの地域でその地域の重要な役割を果たし活躍していることと存じます。長い間地域を見守り、地域を支えているのです。地域の「地域振興・まちづくり」には、そういった我が支部会員の見地が不可欠であると信じています。しかし、同時に我が支部会員は、向上心をもってSociety5.0時代(※1)、SDGs(※2)の観点を備えた、文京区の「地域振興・まちづくり」とは何か、しっかりと提案できるように、新たな法定再開発事業や地域振興・まちづくりについて研修などを活用し、対面式でもオンライン式でも勉強していかなくてはならないのかも知れません。
私は、文京区の「地域振興・まちづくり」に関する条例を行政主導で行う「地域振興・まちづくり」や「地区計画」や「条例」でなく、行政と是々非々でやりとりし、全てのステークホルダー(※3)主導で合意形成にもっていく、プロセスを大切にした、協働型合意形成だと思っています。そこに我が支部会員の見地が必要不可欠だと考えていて、行政に我が支部が必要不可欠であると気づいてもらえるようなポジショニングにもっていきたいと考えています。すでに行政が行う不動産相談委員や空き家対策審議会、文京すまいるプロジェクト等、支部会員の活躍は行政において評価されていますが、私は更に真ん中、中心にポジショニングしてほしいと考えています。それは、現在の文京区行政の「まちづくり」を始めとする都市計画全般、それらを決定していくプロセスに問題点があると考えるからです。(次号に続く)

(※1)society5.0
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。(出典:内閣府HP)

(※2)SDGs
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。(出典;外務省HP)

(※3)ステークホルダー
企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す。日本語では利害関係者(りがいかんけいしゃ)という。具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関など。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

Withコロナ特集『身近になった最先端技術で身近になった最先端技術でアフターコロナに対応アフターコロナに対応』

南地区3班(株)ギヤマン 宮本 修二

NVIDIAというアメリカのナスダックに上場している会社をご存じでしょうか。この会社 1999年に上場し2016年4月までは株価が $20~$30半ばで推移していましたがその後わずか5年で$543.64になりました。
この会社はグラフィックボードを専業で作っています。グラフィックボードというのはパソコンでゲームをしたり、動画を見たりするときに滑らかに動かす装置です。株価の値上がり前はそのほとんどがゲーム用のパソコンに使われていましたが、計算能力が格段に向上し、今ではゲームはもちろんビットコイン(仮想通貨)のマイニング(取引の承認・確認作業)や人工知能に多く使われるようになり株価が急騰しました。このボードのおかげで、Zoomの会議中に仮想の背景が付けられたりします。画像処理の得意な装置です。
最近は物件を紹介するのにゴーグルタイプの3D映像が見られる装置を準備されている会社もあると思いますが、それを動かしているのもグラフィックボード(GPU)なのです。身近になってきた3D、でも“3Dなんて高そうで難しそう、とても手を出せない”と思う方も多いでしょうが、この種の装置は5年前に比べて驚くほど安くなっています。又それに関連したソフトもたくさんありフリーの物もかなりネット上にあります。写真を複数張ったりパノラマ写真映像などの表現方法も有りますが一歩先を行く3Dを考える時ではないでしょうか。 PDFファイルをホームページに張り付けることは日常的にあると思いますが、最近のPDFは立体モデルを作ればPDF変換が出来、文章の中に3Dを張り付けられます。顧客が勝手に見たい所をマウス操作で見られるという事もできます。
それでは今実現している3D表現の世界はどうなっているのでしょうか。
画像がテレビから飛び出してくる 65インチくらいの3D用のテレビなら30㎝位は画面から飛び出して見えます。映像が宙に浮くモニターと特殊なプレートをはさみ反対側に映像が空中に浮きあがります。3D立体の蝶々が自分のすぐ前を飛んでいく、10人くらいは入れるドームに特殊なメガネをして入ると仮想空間が広がっています。同時に複数人見る事が出来ます。
これらは最先端の物でかなり高価な物ですが、先程書いたように我々にも手の届く価格の物が有ります。
一部のオタクたちの物でなく、その気になれば3Dを作成し見る事ができる時代が来たのです。その表現方法を使うことによって仲介や販売に差別化が出来るかも知れません。コロナの時代大きく価値観が変わり、今まで通りでは商売もなかなか立ち行かなくなって来ています。何が正解かはわかりませんがこれも一つの方法だと思います。

菅総理が初の所信声明スピーチで語ったこと

菅総理が初の所信声明スピーチで語ったこと

(広報協力委員 奥野光績

令和2年10月26日第99代目、菅新総理の所信声明演説がありました。課題を9つ程掲げており、
1、新型コロナウイルス対策と経済の両立。
2、デジタル社会の実現で、役所に行かずとも手続きができる。来年3月からは保険証とマイナンバーカードを一体化・運転免許のデジタル化を進める等改革を実行するためのデジタル庁の設立。
3、グリーン社会の実現、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする、すなわち脱炭素社会の実現を目指す。
4、活力ある地方を創る、観光や農業改革などにより地方への人の流れを作り、日本の農産品はアジアをはじめ海外で根強い人気があり輸出を伸ばすことができる。地方の所得を増やし、地方を活性化し経済を浮上させる。
5、新たな人の流れを創る、今月からビジネス関係者や留学生について、全世界からの入国の緩和をした。
6、安心の社会保障、我が国の未来を担うのは子供達である、長年の課題である少子化対策を真正面から取り組むこと、待機児童の解消を目指すこと。全ての世代の方々が安心できる社会保障の構築。
7、東日本大震災からの復興、災害対策。福島の復興なくして、東北の復興なし、東北の復興なくして、日本の再生なし。一層のスピード感を持って、復興・再生に取り組みます。
8、外交・安全保障。拉致問題は、引き続き政権の最重要課題です。沖縄の基地負担軽減に取り組みます、中国との安定した関係、北方領土問題、極めて重要な隣国の韓国との健全な関係に戻すこと。
9、おわりに、規制改革を全力で進め「国民のために働く内閣」として改革を実現し、新しい時代を創りあげてまいります。概略以上でした。秋田育ちの勉強家。頑張って欲しいです。

ブラックスワン到来

ブラックスワン到来

(広報担当委員長 綱島陽介
ふとしたきっかけで、1年前の10月のスケジュール帳を見返してみました。そこには、例年の秋の行事が書かれていたり、年末年始イベントの準備作業が入っていたり。大いに盛り上がったラグビーワールドカップの試合日程も書かれていました。この頃は、半年後に東京でオリンピックが開催されることを微塵も疑っていなかったですし、1年後の今の状況を予測できた人などいなかったのではないでしょうか。このように予測困難で、現状を一変させる事象のことを、金融の世界では「ブラックスワン現象」と言うようです。ブラックスワンという言葉の由来は、昔の人々の間では白鳥という鳥は毛が白いというのが常識でしたが、オーストラリア大陸が発見され、そこには黒い白鳥が生息していたことから名付けられたそうです。現代の人からすれば、そんなに驚くようなことではないように思いますが、当時の常識や固定観念に囚われている昔の人々にとっては衝撃だったのでしょう。このブラックスワン現象の特徴はもう一つあって、事象が起こってしまった後には、いかにももっともらしい説明で最初から予測できたように感じさせてしまうことです。今回の新型コロナウイルスで言えば、ワイドショーに急に出演してくる自称専門家がしたり顔で世論を誘導していくようなイメージでしょうか。最新の研究から導かれた結論は、ブラックスワン出現の予測なんて出来ないということのようです。こう言われると身も蓋もないのですが、予測できないことにどのように対処すべきかという教訓はありそうです。つまり、「常識や固定観念を疑え」せめてビジネスの世界のブラックスワンには対処できるようになっておきたいと思う今日この頃でした。

安全な「食」のススメ

安全な「食」のススメ

三浦孝志 東地区
1班/株式会社タープ不動産情報

ほとんど料理もしない私が「食」に興味をもったのは、あるオーガニックチェーンを創業した社長の農薬や食品添加物に対する危険性を聞いた時からだ。
全ての農薬や食品添加物が有害だというわけではないが、できれば安全な食べ物を選ん方がいいと思う。例えば梅干しは、ちゃんと塩漬けして天日で干したものは腐らない。時間がたつことで熟成し、酸味や塩味だけでなく、まろやかなうま味が膨らんでくる。本来は何年経っても食べられるはずなのに、スーパーで売っている梅干しには賞味期限がある。数ヶ月で腐ってしまうのは何故か?
理由の一つは、減塩梅干しが人気で、塩を減らすことにあるが、大量生産、大量販売の現場で保存性が優先されるため、保存料などの添加物を入れることになる。余計なものが入るので、味のバランスを調整するために酸味料や甘味料も追加され、気が付くと不思議な味の梅干しになる。本来は発酵食品であるはずのキムチもなかにはまったく発酵していないものもある。単にキムチ味に調合した添加物たっぷりの調味液の中に野菜をつけてあるだけのものだそうだ。これをどれだけ食べても、腸内細菌の善玉菌が増えることはない。チョコレートは本来カカオ豆から作ったカカオマスに、カカオからとれたカカオバターを加え、砂糖や粉乳で味を整えたもの。とてもシンプルなはずなのに、カカオバターが高価なので、植物油脂を加えて作るチョコレートが日本では一般的だ。EUでは、植物油脂が5%以上入ってるものは「チョコレート」と記載できない。本場ベルギーは、植物油脂が少しでも入っていれば「チョコレート」と表示できないのだが、日本では植物油脂の添加量規定がないので、カカオ豆由来の成分が 35%以上であれば「チョコレート」表示ができ、 15%以上であれば「準チョコレート」と表示される。調味料に関しては、日本の伝統的な調味料は「発酵」という素晴らしい技術を用いて作ったものだ。発酵とは細菌やカビなどの微生物によって食品を分解させ、私たちの身体にいい成分に変化させることをいう。さらに、独特の味や風味が加わり、食べ物をおいしくし、納豆や漬物、麹漬けの魚なども季節を問わず食べることができる保存技術でもあった。そうして作られたものが「本物」だとしたら、現在の調味料はあらゆる手立てを使った「本物っぽい」ものが多い。原材料、製造方法、製造にかかる時間や人手も違い、食品添加物という昔には存在しなかったものも使われている。本物と本物っぽい食べ物には格段の違いがある。そこで、前出の社長から教わった「本物」を見る簡単な方法を紹介すると、まず商品を選ぶ前に「裏を見る」ことが重要になる。裏側のラベルには小さな文字でいろいろ書かれている。特に注目は「原材料」で、安いものは本来の食材の他にカタカナやアルファベットや謎の暗号みたいなものがいっぱい書かれている。逆に高いものは米、大豆、塩などシンプルになる。醤油をとっても、原材料に「大豆」「丸大豆」「脱脂加工大豆」と書かれたものがある。丸大豆は加工をしていない大豆のことで、大豆本来のうま味やコクがある。脱脂加工大豆を使った醤油は価格が安いが、大豆油を搾った後の搾りカスを使って短期間で発酵、熟成させて作る。本醸造は大豆に小麦と塩を加えた昔ながらの製法をいい、アミノ酸液や酵素分解調味液など添加したものは「混合醸造」と表記される。お勧めは「天然醸造」と書かれたもので、本醸造製造で更に発酵促進のための酵素を添加しないというルールがあり、原材料名も大豆、小麦、塩とシンプルだ。
他にも食品添加物が沢山使われている商品を紹介したいとこだが、欧米で禁止されている食品添加物が日本では認められていたり、有害とされているものの記載義務が無かったり、「食」に関する危険性はどんどん高まっていることも事実だ。
コロナ禍で自炊する回数が増えた人や食品の質や安全性に対する意識が高まった人も多く、口から体内に入る食品を選ぶ際に裏のラベルを読む習慣ができるだけで、かなり「食」への意識が変わり、スーパーでの買い物が楽しくなると思う。